高校生平和大使は日本時間の2日夜、核兵器廃絶を願う署名を国連欧州本部に提出します。
全国18都道府県から選ばれた24人の第28代高校生平和大使。県内から選ばれた長崎日大高校2年のイェ・ソジさん(17)と長崎南山高校2年の高田健士郎さん(17)は8月31日にスイス・ジュネーブに向け出発しました。
核兵器廃絶を求めるため去年8月9日から1年間で全国から集めた署名は11万1071筆(+1万4643筆)。日本時間の2日夜、国連軍縮本部で署名を手渡し核兵器廃絶の思いを英語で伝えます。
長崎日大高校2年 イェ・ソジさん(17):
「やっぱり国内では被爆80周年や被団協のノーベル平和賞の受賞ということもあり、核兵器廃絶や平和な世界の実現という声も大きくなっているのですが、国外や、私が今話している間にも多くの子どもたちが亡くなっているかもしれません。そこで世界にどのように訴えていくかというのは被爆者の声が大切だと思います。だからこそ直接、小さい頃から被爆者の声を聞いてきた私たちがしっかり伝えることが大切だと思い、また世界にもそのように伝えていきたいと思います」
長崎南山高校2年 高田健士郎さん(17):
「自分たちがこれからスイス派遣で署名を届けるということは責任がある大きな行為ですし、私たちが署名をしてくださった一人一人の思いを背負ってこれから活動に励んでいきたいと思っています」
高校生平和大使が国連に届けた署名の総数は、今年で283万4213筆に上ります。