国連欧州本部に平和の思いを届けてもらおうと、長崎平和推進協会国際交流部会が高校生平和大使に千羽鶴を託しました。
第28代高校生平和大使の高田健士郎さん(17)。核兵器廃絶を求めるため去年8月9日から1年間で全国から集めた署名11万1071筆を来月2日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けます。31日(日)に長崎を出発する予定です。
そんな高田さんに託されたのは平和の思いが込められた2080羽の千羽鶴です。
長崎平和推進協会国際交流部会・白石克文部会長:
「これから若い人たちに我々から平和のバトンを渡していく時期にきているからこそ、今回、高校生平和大使に託すことにいたしました」
この千羽鶴は、国際交流部会のメンバーや、イベント参加者のほか、フランス人の留学生が製作したものです。
長崎南山高校2年・高田健士郎さん(17):
「一羽一羽に折られた方の平和に対する思いが込められていると思うので、そういったところを自分の中で忘れず、しっかり届けたい」
高校生平和大使が国連に届けた署名の総数は今年で283万4213筆に上ります。