世界に核兵器の廃絶を訴える今年の「高校生平和大使」が発表されました。
高校生平和大使は2001年から高校生が集めた署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部の軍縮局に届ける活動をしています。
27代目の今年は17都道府県の23人。約500人の応募から面接や作文などで選ばれました。県内からは、被爆3世で長崎西高2年の大原悠佳さん(16)と、同じく被爆3世で長崎東高2年の津田凛さん(16)の2人が選ばれました。
高校生平和大使派遣委員会・平野伸人代表(77):
「(ジュネーブに)行ったっきりにならないように、それからが(平和)運動のスタートだから(今年の平和大使は)それをきちんとやれる責任感がある子」
高校生平和大使を支援する会・川副忠子さん(80):
「核を巡る状況がロシアのウクライナ攻撃以降変わってきています。そんな中で若い人たちが核兵器をなくすという声を世界に届けていくのは、ますます大事な時期になっていると思う」
去年までに提出した署名は262万6714筆。今年は、合計300万筆以上を目指し署名活動を行い、8月20日、国連欧州本部軍縮局に署名の一部と目録を提出する予定です。