夏休みに、水泳教室で練習に励んだ子どもたちが大名行列を披露しました。
長崎游泳協会の水泳教室は、明治時代の1903年(明治36年)、長崎市の皇后島通称「ねずみ島」で始まった歴史ある教室です。大名行列は、水泳教室の子どもたちが練習の集大成を披露する伝統行事で、江戸時代、肥後細川藩の藩士が参勤交代の際に川を渡った様子を再現します。
プールの深さは2メートル。鉄砲隊や騎馬隊などに扮した子どもたちが、立ち泳ぎで渡ります。重さ約10キロの甲冑を身に着けて泳ぎを披露する「甲冑御前游」や、被爆80年の今年は、平和を継承することを誓う水書も披露しました。
最後にプールを渡るのは、お姫様を乗せたお神輿。担ぎ手たちは力を合わせて、神輿を持ち上げ、25メートルを渡り切りました。
長崎市立桜馬場中1年・大隈翼さん(12):
「掛け声とリズムを合わせて引っ張るのが大変でした」
長崎市立西町小4年・和田鈴菜さん(10):
「全力で足を押したからめちゃめちゃ痛くて、筋肉痛で、あしたも筋肉痛で痛くなると思います」
長与町立長与小6年・川口葉琉さん(11):
「立ち泳ぎを最初は足の力が弱いと言われたけど自分的には足を強く蹴ることを意識してできるようになりました」
水泳教室には、小学生から中学生まで約1400人が参加していて、今月30日(土)まで続きます。