日韓国交正常化から今年で60年です。対馬市で、外交使節「朝鮮通信使」を再現した行列が、街を練り歩きました。
再現行列は「対馬厳原港まつり」の一環で、色鮮やかな衣装に身を包み、武士や通信使などに扮した日韓の市民、合わせて約230人が参加しました。
朝鮮通信使は、室町時代から江戸時代末期にかけて、日本と朝鮮の間で国書や礼物を届けるために派遣された外交使節団です。約1.3キロにわたり太鼓や笛の調べを響かせながら中心街を進みました。
対馬博物館に場所を移して行われた「国書交換式」では、両国の代表が「交流の軌跡と成果に敬意を表し、両国の和親を確固たるものにしましょう」などと堅い友好を誓いました。