台風シーズンを前に、今年最初の県産の「コシヒカリ」が出荷されました。
JAながさき県央では、米の消費拡大に向けて30年ほど前から早期米「コシヒカリ」を作っています。4月上旬に田植えをして、今月初めに収穫しました。出荷式にはJAの職員ら約20人が参加しました。
今年は天候に恵まれ、「カメムシ」などの害虫被害も少なかったことから、良質なコシヒカリが育ち、出荷前の品質検査では、最も優良な米を表す「一等級」と認められました。
県央農協南部営農センター営農指導員伊勢拓洋さん:
「うちの森山の早期のコシヒカリは大変おいしいものとなっておりますので、ぜひ店頭で見かけた際は手に取って食べてもらえるとうれしいです」
初日は約40トンを出荷しました。順次、県内のスーパーで販売されます。
一方、約400枚の棚田が広がる松浦市福島町の「土谷の棚田」。黄金色に実った早期米が収穫されています。品種は「コシヒカリ」で、4月に植え付けたものです。今月上旬から収穫が始まりました。
農業・山中和弘さん:
「(Q.今年の出来具合はどうですか?)まあまあですね。去年よりは少し良いようです。天候に(作柄は)左右されるけんですね。頑張って作っていきたい思っとりますので、皆さんたくさんお米を食べていただくようにお願いします」
収穫された新米は地元のJAを通して出荷されます。収穫作業は今月下旬まで続きます。