初盆の御霊をにぎやかに、西方浄土に送り出す長崎のお盆の伝統行事「精霊流し」が始まりました。
故人をしのぶ思い思いの飾り付けが施された精霊船が並びます。
県警によりますと、今年、申請が必要な全長2メートル以上の精霊船はきのう時点、長崎市で394隻など、県内で699隻が流される見込みです。精霊流しに伴い、県内22の区間で交通規制を敷いています。
長崎市中心部では大波止から県警本部前までなど午後5時から精霊流しが終わるまで、車両の通行を禁止します。また「精霊流し」と言えば爆音鳴り響く「爆竹」。
県警は火災につながる恐れがあるなどとして、精霊船の経路数カ所に検問を設置し、21本以上つながった爆竹やロケット花火などを見つけた場合は、「一時的に預かる」としています。取り扱いには十分な注意が必要です。