五島列島付近の海域でサンゴを密漁したとして、長崎海上保安部は中国人5人と日本人1人を逮捕しました。
外国人漁業規制法違反の疑いで逮捕されたのは、26歳から60歳までの中国人5人と新上五島町の自営業の男(61)です。
中国人5人は7月5日、五島市肥前鳥島付近の、日本の領海内でサンゴを密漁した疑いがもたれています。海上保安庁北九州航空基地の航空機がサンゴ漁具のような物を海中に下ろしている不審な漁船を発見。五島海上保安署の巡視船が立ち入り検査を行い、発覚しました。
長崎海上保安部はその後の調べで、中国人5人が今年6月にも同じ海域でサンゴを密漁していたとして、再逮捕したほか、当時漁船に同乗していた新上五島町の自営業の男(61)を逮捕しました。
密漁に使われていた船は、五島市を船籍としている漁船で、海保が所有者などについて調べを進めています。
また長崎地検は中国人5人についてきょう付で、漁業法違反の罪で起訴しました。