本物の拳銃と同じ発射機能を持つ違法なおもちゃの拳銃が、全国に出回っていて県警が回収を呼び掛けています。
県警の組織犯罪対策課によりますと、県内では7月、3丁が回収されました。いずれも中国製で、県外のクレーンゲームの景品として入手したものを県民が持ち帰って来たということです。
違法なおもちゃの拳銃のポイントは、銃身と弾倉が貫通していること、弾倉(薬室)に実弾が装填できること、銃弾の火薬を爆発させて弾を発射させる「撃針」と呼ばれる針があることです。
全国で約1万6000丁が流通しているとみられます。
県警は、これらの拳銃を所持している場合、最寄りの警察署に届け出るよう呼び掛けています。
回収期限は年末までで、期限を超えて所持していた場合は、銃刀法違反に抵触する可能性があるとしています。