社会問題となっている「闇バイト」を防止する啓発活動が長崎大学で行われました。
県警は県内でも複数人が「闇バイト」に応募しているとして、注意を呼び掛けています。実際に「闇バイト」の募集を見たと話す学生も。
県警の警察官や4月に県警本部長から少年警察ボランティアの委嘱を受けた長崎大学の学生サポーターなどが文教キャンパスを行き交う学生たちにチラシを配り、闇バイトをしないよう呼び掛けました。
長崎大学環境科学部3年学生サポーター・山本心愛さん(20):
「闇バイトの存在を知ってもらって、そこに応募したりとかがないように、もし困っていることがあったら、警察や地域の大人に相談してくださいいうメッセージを込めて啓発させていただきました」
高収入をうたい、特殊詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など組織犯罪の手先にされ、犯罪者となってしまう「闇バイト」。
学生:
「(SNSの)Xで見たことあります。
(記者Q.それはどのような内容?)
夜中に猫を見つけて、印をつける…「猫」は何かの隠語かなにかで」
(猫はレクサスの隠語)
学生:
「この前、Xで闇バイトの申し込み方が流れてきて、全部見ました。やりたいとかではなくて、写真でラインのやり取りがみたいなのが乗っていたので『マイナンバーを送ってください』みたいなのを見ました」
「闇バイト」に応募し、指示役らに身分証の写真や実家の住所などの個人情報を渡してしまうと、やめたくても「家に行く」「家族に危害を加える」などと脅され、自身が逮捕されるまでやめられなくなってしまいます。
警視庁や県警は、「楽をして大金を稼げるアルバイトは存在しない」として、「高額」「即日現金」「書類を受け取るだけ」などのうたい文句に十分注意し、万が一、応募してしまった場合は勇気を出して警察に相談するよう呼びかけています。