長崎市の被爆80周年記念事業に選ばれた
市民参加型の合唱プロジェクト「レクイエム・プロジェクト長崎2025」の実行委員会が20日に会見し、コンサートの概要を発表しました。
「レクイエム・プロジェクト」は、2008年に神戸で始まり、その後、長崎、広島、仙台などで合唱団を結成し、戦争や自然災害の犠牲者を歌声で追悼しています。
長崎では2012年から活動していて、現在およそ70人の団員が参加しています。
市の被爆記念事業に選ばれるのは、被爆70年、被爆75年に続き3度目です。
【レクイエム・プロジェクト実行委員会上田益代表(68)】
「今回被爆80年ということで特に長崎と広島の連携。特に子どもたちも相互に参加することを進めています。平和の意味、そして命の大切さを考えるコンサートに」
コンサートでは、広島の被爆者や沖縄の詩人が作詞した2曲の新曲を含む全18曲を披露します。
今回は長崎と広島の高校生が初めて共演し、平和への願いを歌に託します。
実行委員会では参加者を募集していて定員は50人です。
「レクイエム・プロジェクト」の趣旨に賛同する人なら誰でも応募できます。
締め切りは来月20日(木)です。
コンサートは、7月21日(月・海の日)午後2時から、長崎市本尾町の浦上天主堂で開催されます。