夏の高校野球長崎大会12日(土)佐世保球場で行われた2回戦・第1試合では、長崎南山と春のセンバツ甲子園に出場した壱岐が激突。
去年夏の1回戦では、長崎南山が7対3で勝利しています。
長崎南山の先発は、背番号1をつける松田侑樹。
父は、元プロ野球選手の松田和哉さん(52)です。
侑樹選手の父・松田和哉さん
「もう楽しんでほしいですね、高校野球、最後なんで。それだけですかね」
父も見守る中、壱岐打線を9回2安打1失点で封じ込めますが…
1対1の同点のまま、延長10回からノーアウト1塁2塁で始まるタイブレークへ。
追加点なしで迎えた11回表。長崎南山は2アウト2塁3塁で7番・中山。レフトへのタイムリーヒットでランナー2人がかえり、2点を勝ち越し!
しかしその裏。壱岐が意地を見せます。9番・中上が内野安打で出塁すると、1アウト満塁で1番・小西!レフト前タイムリーで1点を返すと…
続く2番・岩本の犠牲フライの間に3塁ランナーがかえり、再び試合を振り出しに戻します。
12回の攻撃で1点を返した長崎南山でしたが、その裏でした。4番・日髙の送りバントでノーアウト2塁3塁とすると…疲れが見え始めた松田。投球が大きくそれて1失点…。同点に追いつかれると、ランナー1塁3塁の場面で、迎えたバッターは6番・山内。
ライトへのサヨナラタイムリーでゲームセット。延長12回、約3時間にわたる接戦を制したのは、執念を見せた壱岐。
松田は148球の力投を見せましたが、あと一歩及びませんでした。
長崎南山・布志木信晴監督:
「これだけ全力で投げるっていうのは半端なことじゃないんや。積み上げてきたものがこれだけめいっぱいあるから、たくさん涙が流れるんや。立派や、お前らの涙は。よし、お疲れさん。お疲れさん。」
長崎南山3年・松田侑樹投手:
「悔しい気持ちは残っているんですけど、最高の仲間とプレーできて楽しかったです」
一番近くで見守ってきた父はー
侑樹投手の父・松田和哉さん:
「いや、もう、ナイスピッチングです。言うことないです。100点、それだけですね」
長崎南山3年・松田侑樹投手:
「高校で、野球をさせてもらったのと、これから先も野球するので、支えてもらって…お願いします」
侑樹投手の父・松田和哉さん:
「追いかけていきます」
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