長崎大学が、キャンパスの再編構想について、経済学部を片淵キャンパスから文教キャンパスに移転し、薬学部を文教キャンパスから坂本キャンパスに移転させる方針を明らかにしました。
永安武学長:
「薬学部が坂本地区に移転、経済学部がこの文教地区に移転して新たなキャンパスをつくると申し上げたと思いますが、それにつきまして、4月8日の役員会でそのような方針で、キャンパスの再編構想を進めていくことを決定致しました」
永安学長は、キャンパス再編の目的として、知の融合によるイノベーションの創出、地域や産業界との連携推進、教育環境の老朽化や機能的劣化などの課題を解決するため、などとしています。
また、文教キャンパスに隣接する長崎市大橋町の県振興局の用地約3000平方メートルを取得し、文教キャンパスの敷地の拡大を目指すことも明らかにしました。
永安武学長:
「今、国立大学は待ったなしなんですね、少子化において、18歳人口がどんどん減っていく中でいかに我々生き残るかということを考えると、まずどのようなキャンパスを作っていくかを掲げた上で進めていかなくてはいけない…」
移転時期や費用については、未定としています。
長崎大学は今後、教授や学生、近隣住民など関係者への説明を行う一方で、片淵キャンパスにある歴史的建造物の保存方法や、文教キャンパスの施設整備の規模や時期について検討を進める予定です。