長崎県立川棚高校野球部3年の安永翔星キャプテン。
「会長杯ぼろ負けしたんで自分のせいで夏大会1勝出来るよう練習から引き締めて頑張っていきましょう」
ちょっぴり恥ずかしがりやのキャプテンです。
部員は21人。1年生7人、2年生13人、そして、3年生は安永選手ただ一人です。
「最初は心細かったんですけど、去年の先輩たちのお陰で何とかここまで頑張ってこれたので先輩たちにも最後にいい姿を見せられたらなと思います」
小学2年生の時に野球を始め、佐世保市立広田中3年の時には、県大会で準優勝しました。
野球は中学で卒業しようと考えていましたが、先輩の誘いや一つ上の姉・涼さんがマネージャーをしていたこともあり、高校でも野球を続けました。
「野球って楽しいなやって良かったなと思いました」
中学時代や去年の夏までは外野手。ピッチャーの経験はありませんでしたが、新チームになり自ら志願。去年秋からエースナンバーを背負っています。
【山本孝一郎監督】
「本当に入学当初から一人でさみしい思いもしてたんですけど、野球が本当に好きでこちらの指示とかアドバイスも素直によく聞いて、本当にがむしゃらに一生懸命こう野球に取り組む、一人ですけど3年生の存在は大きいなというふうに感じます」
研究熱心で努力家の安永選手は、ストレートのほか、数種類の変化球をこの1年で身につけました。
「自分がキャプテンでもあるので、前の大会も自分のせいで負けてしまったんで、今回の夏では自分のピッチングで相手をねじ伏せるようないいピッチングを出来たらなと思います」
攻撃面では、リードオフマンとしてチームに勢いをもたらします。
【山口真平選手(2年)】
「おもしろいキャプテンです、やっぱ頼りにしています」「試合の時とかは点欲しい時とかに打ってくれてかっこいいなと思います。よう頑張ってくれてるなと思います」
心強いのは、広田中時代からの後輩たち。副キャプテンの大嶋琉生選手は、保育園、小学校も一緒でした。
【大嶋琉生選手(2年)】
「ちゃらちゃらしているけど、部活の時はキャプテンとか自分がエースの自覚と思って行動してると思います」
【伊藤佑真選手(2年)】
「女の子の前だと緊張するけど、野球になったら真剣になってみんなをまとめます。男子にはオラオラっていくのにね。女子にはシュンとなる。(でも野球の時は)野球の時はうまいっす。」
【大嶋琉生選手(2年)】
「3年生一人なんで2年生が多いんで2年生で3年生をサポートしたい」
【山口真平選手(2年)】
「翔星さんと試合出来るのもあと少しなんで、出来るだけ一緒に試合したいなと思って勝ちたいですね」
去年夏以降、公式戦で初戦敗退を喫している川棚。
唯一の3年生、安永選手を中心に結束力、団結力でこの夏に臨みます。
「まずは、公式戦初戦突破が一番の目標で、出来たら川棚野球部の目標であるベスト8までいけたらいいなと思います」
自分のいいピッチングうあいいバッティングでみんながもっと士気が上がるようなプレーをしたいなと思います」