離島防衛を担う陸上自衛隊の部隊「水陸機動団」の国内3つ目となる連隊が大村市の竹松駐屯地に配備されました。
「日本版海兵隊」とも呼ばれる「水陸機動団」は国内で唯一の上陸作戦専門部隊です。離島が侵攻された場合に、水陸両用車などを使って奪還することを主な任務としています。
現在、佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地を拠点に2つの連隊が活動していて、第3連隊として約600人の隊員が大村市の竹松駐屯地に配備されました。
水陸機動団北島一団長(陸将補):
「日本に対する侵略は決して成功しない。仮に日本の島嶼に侵攻しても水陸機動団によって必ず奪回されその侵略は失敗に終わるということを世界に示すことによって日本の平和を守ることが諸官の究極の任務である」
第3連隊のほか、支援部隊も九州各地の駐屯地に配備され、水陸機動団は全体で約3000人規模となり、離島防衛の抑止力や対処力が強化されます。大村市は第3連隊の配備によって、年内に市内の人口が10万人を突破すると見込んでいます。