「森の妖精」とも呼ばれる光るキノコが幻想的な姿を見せています。
暗闇の中、浮かび上がる幻想的な小さな光。対馬市厳原町の「龍良山原始林」に自生しているキノコ「シイノトモシビタケ」です。その姿から「森の妖精」とも呼ばれています。
日本固有のキノコで、梅雨のこの時期、ブナ科のシイの木などの倒木や落ちた枝に発生します。日中はあまり目立ちませんが夜になると、傘の裏側となるひだの部分から淡い緑色の光を放ちます。
光る理由は、はっきりとは分かっていませんが、光で引き寄せた昆虫に胞子をつけて運ばせるためという説もあります。
対馬観光物産協会では観察会を開催していて、環境保護に注意しながら観察するよう呼びかけています。