コスモス薬品は、県内の「ドラッグストアコスモス」46店舗で、備蓄米を税込み1980円で販売しました。コメの価格高騰が続くなか、混乱を避けるため、事前告知なしで販売。たまたま購入できた人の反応は?
佐藤綾子アナウンサー:
「こちらのドラッグストアでは、午前10時の開店を前に、備蓄米の袋が店内に並べられています」
5キロ税込み1980円の備蓄米。長崎市のドラッグストアコスモスダイヤランド店では、6月上旬に精米された2022年度産の「古古米」を11日午前、80袋入荷しました。
混乱を避けるため、事前告知はありませんでしたが、訪れた客らは「入荷待ち」の張り紙がはがされたことで何かを察したように、開店と同時に足早に店内へ。最初に備蓄米を見つけた人に連なるように列ができ、次々とカゴに入れていました。
客:
「きょうコスモスに来るつもりだったんですよ。それでたまたま、びっくりしました」
客:
「うれしいの一言。待ってました。きのうなくなったんでちょうどよかったです」
福岡に本社を置くコスモス薬品は、随意契約で備蓄米2万トンを確保していて、県内では6月4日に壱岐・対馬・五島の3店舗で販売し、11日、新たに入荷した2180袋を残る県内46店舗で販売しました。
農林水産省が発表した全国のスーパー約1000店舗で販売されたコメの平均価格は、6月1日までの1週間で5キロあたり4223円。物価高が家計を直撃する今、2022年度産の「古古米」でも、価格の安さは古さを補って余りある魅力のようです。
客:
「いいんじゃないと?この値段であれば。私ら(年金暮らし)には助かりますよ」
客:
「今買ってるお米と混ぜて使ってみようかなと」
客:
「大丈夫だと思います。それはまあ家内がどうにかすると思いますから」
ダイヤランド店では開店から25分で完売。他の店舗でも午前中に完売したということです。
コスモス薬品店舗運営部・今村剛エリア長:
「精米したてのお米はおいしいとお聞きしてます。精米でき次第順次販売、陳列していきたいと思っていますので、どうか慌てずにご来店いただきたいと思いますのでよろしくお願いします」
次回の販売は未定ですが、今後も5キロ税込み1980円で販売していくとしています。