米の高騰が続く中、長崎市のディスカウントストアで備蓄米が販売されました。税込み2000円を切る米を手に入れた客からは安堵の声が聞かれました。
小柳亮雄記者:
「長崎市内のスーパーではオープン2時間前にもかかわらず多くの人で行列ができています」
7日(土)、長崎市岩見町の「ミスターマックス長崎店」には、開店前から備蓄米を求める長蛇の列ができていました。
男性客(長崎市内から):
「母が(お米が)足りないと言っているので、ぜひ協力しようかなと思ってきました」
(Q.何時から並んでる)
「きょうの…朝3時くらいから並び始めました」
女性客(長崎市内から):
「朝6時に家を出てきた。やっぱりお米は絶対いるんでですね、うちは居酒屋なので」
ディスカウントストア「ミスターマックス」は、政府から随意契約で備蓄米を調達。この日、全国57店舗中、6店舗で2022年産の備蓄米を販売しました。価格は、5キロで税込み1944円。長崎店では500袋が用意され、一家族1点までという条件で販売されました。
午前9時半ごろ、店の外の行列はさらに延び、500人以上が集まりました。多くの客が集まったため、開店時間を通常より15分早め、午前9時45分にオープンしました。人の流れは途切れることなく、大量に積まれていた備蓄米がみるみるうちに減っていきます。
お米を手に入れた客:
「家族の使い走りで来たので、すぐ届けに行きます」
お米を手に入れた客:「買えると思っていなかったので買えてよかったです。うちは家族がすごく多いので、子どもが4人いるんですよ、なので毎月すごく大変です。高いので。さっさと帰って炊こうと思います」
備蓄米は、開店からわずか23分で完売となりました。
ミスターマックス長崎店・大生猛店長:
「お客様に対してお米を提供出来たということは我々の喜びでもありますし、より多くのお米を皆様にお届けしたいというふうに思っております」
ミスターマックスは今後も、今回調達した備蓄米の精米作業が終わり次第、県内の全2店舗で販売する予定です。