長崎県高総体のサッカー男子決勝は、激戦の準決勝を勝ち上がった2校がインターハイ切符をかけ激突。
決勝に勝ち上がったのは準決勝で延長戦の末、九州文化に勝利し、土壇場で強さを見せた長崎総大附属。対するは準決勝で2連覇中の国見を破り、29年ぶりの頂点を目指す鎮西学院。インターハイ切符は1枚のみ。
赤と黄色のユニフォームの長崎総附は、前半12分。DF河野のロングパスを受けた、2年生FWの竹嶋のゴールで冬の全国選手権に出場した総附が先制します。
エンドが変わった後半、反撃のチャンスをうかがう鎮西学院は、前日の準決勝で2ゴールを決めた、エース・辻丸にボールを集めますが、総附の堅い守りに阻まれます。
すると総附は後半33分。後半から途中出場の伊藤が自ら運んでゴール。長崎レインボーFC出身の3年生のゴールで、リードを広げそのまま試合終了。
長崎総附が2対0で勝利し、3年ぶり6回目の栄冠を掴み取りました。
FW14長崎総大附2年竹嶋優選手:「行け、みたいな。もう気持ちでねじ込んだ感じ。準決勝では何もできてなくて、点も取れてなくて。悔しい思いが結構あったので、絶対決勝入れてチームを勝たせようという思いでがんばりました」
FW17長崎総大附3年伊藤壮汰選手:「こんな大舞台で決めるのが初めてなので、とてもうれしかった」
FW9鎮西学院3年辻丸晴統主将:「鎮西学院全員が応援してくれたので、それに応えてあげられなかったので、悔しい気持ち」
長崎総附は7月26日開幕の福島県で開かれるインターハイに出場します。