5日、長崎市の県営住宅で一室が全焼する火事がありました。住民は「コンロで焼肉をしていた際に火が近くの紙に燃え移った」と話しているということです。
5日午後5時15分ごろ、長崎市横尾5丁目の30世帯が入る5階建て県営住宅2階の一室から火が出ました。
付近住民:
「最初に黒い煙が出てて、一時してパーンっていったら炎がワって来ました。お隣の人が途中で出てきて、ベランダに出て来て『火事だ!』って叫んでました」
79歳無職の荒川民夫さん夫婦の一室約58平方メートルが全焼し、真上の一室の一部も焼けました。出火当時、2人とも部屋にいましたが、逃げて無事でした。けがをした人はいません。
消防によりますと、荒川さんは「カセットコンロで肉を焼いていたら周囲の紙に火が付いた」「消防車が到着する前に水を掛けて初期消火したが、燃え広がった」と話しているということです。
浦上署と消防が引き続き、出火原因を調べています。