23日未明から昼過ぎにかけて佐世保市で火災が相次ぎました。
中嶋航大記者:「佐世保市小佐々町の火事現場です。辺り一面、白い煙が充満しています。また1階を見ると屋根が抜け落ちている様子も確認できます」
付近住民:「火事を見ていたらボーンって火柱が上がった。ガスボンベか何かから出たような大きい火が出てきました。びっくりしました」
23日午後1時30分すぎ、佐世保市小佐々町黒石の80代男性の自宅に隣接する2階建ての倉庫から火の手が上がり、付近住民が「建物が燃えていて黒煙が見える」と119番通報しました。火は約1時間後に消し止められましたが火元の2階建て倉庫が全焼。隣接する2階建て住宅の一部を焼きました。出火当時、倉庫内に人はおらず、自宅にいた80代男性は逃げて無事でした。けがをした人はいません。
付近住民:「(火事現場に)五右衛門風呂があります。まきが寄せてあって火をたいている。朝から炎が上がるから『今日も火をたいているね』と分かるんです」
江迎署によりますと居住する80代男性は「朝からまきに火をつけて寝ていた」と話しているということです。
また未明の午前2時50分ごろ、佐世保市吉岡町では3階建てのアパートの1階の一室を焼く火災がありました。火元とみられる部屋の60代男性が煙を吸って救急搬送されましたが、命に別状はありません。男性は通報時に「ベッドから炎が出ている」と話していて、ストーブから引火した可能性もあるとみて相浦署と消防が詳しい出火原因を調べています。