第62回ギャラクシー賞テレビ部門の選奨にNCC制作の「ノー・モア・ヒバクシャ~NEVER AGAIN NAGASAKI~」が選ばれました。
ギャラクシー賞は、NPO法人放送批評懇談会が1963年に創設、優れたテレビ・ラジオ番組、CM、放送文化に貢献した個人・団体を顕彰するもので「放送業界のアカデミー賞」とも称されます。テレビ部門個人賞には俳優の杉咲花さん(27)が選ばれました。
杉咲花さん:
「『神は細部に宿る』ということを信じてやってきた日々は間違ってなかったのかなあと思うと、ほっとしています」
2024年度ギャラクシー賞テレビ部門には366本の応募があり、これに月間賞48本を加えた414本のうち上位14本が入賞しました。
大賞はNHK連続テレビ小説「虎に翼」。優秀賞はテレビ朝日の「題名のない音楽会」など3作品。選奨には、日本被団協のノーベル平和賞受賞を受け、被爆者の苦しみと闘いを訴えた長崎文化放送制作の「ノー・モア・ヒバクシャ~NEVER AGAIN NAGASAKI~」など10作品が選ばれました。
桧山珠美委員長は「被団協の長年の活動に寄り添ってきた地元局としての矜持とともに喜びを分かち合うような作品」と評しました。また「テレビを取り巻く環境は決して明るいとはいえない。が、今回多くの作品からは、それら不安要素をも吹き飛ばす強い力を感じた。まだテレビは終わらない」としています。