今年も創意工夫を凝らしたユニークな商品が集まりました。県内の優れた特産品を選ぶ審査会が開かれました。
長崎の教会をデザインした波佐見焼の箸置きや、折り鶴の折り方が描かれたTシャツ。県内の事業者に新商品の開発意欲を高めてもらおうと県が毎年開いている「県特産品新作展」。
56回目の今年は魅力あふれる新商品94点が出品されました。審査会では書面審査を通過した50点を食品やデザイン、流通業界など10人の審査員が「印象」や「ニーズ」、「長崎らしさ」などの観点で審査しました。
「農産加工品」や「酒・飲料」、「水産加工品」、「菓子・スイーツ」、「工芸・日用品・その他」の5つの部門ごとに最優秀賞と優秀賞を選び、最優秀賞の中から県知事賞を授与します。「ながさき手みやげ大賞」部門では大賞2品を選びます。
雲仙市で水産加工品の製造・販売を行う「天洋丸」は、煮干しを食べて育ったサバ「雲仙ニボサバ」をしめ鯖にしました。こちらの食べ比べセットは、〆時間が10分間のレア、4時間のミディアム、24時間のウェルダンの3種類を楽しめます。(※雲仙ニボサバしめ鯖食べ比べセット税込み2700円)
長崎県立大学シーボルト校栄養健康学科講師・植村百江さん:
「時間をずらしてレア、ミディアム、ウェルダンというこの表現が非常に興味深い」
審査委員長県文化観光国際部・伊達良弘部長:
「素晴らしい商品を我々としてもしっかり検証することで、事業者の皆様にも次なる商品を作っていただく意欲というのが出てくるでしょうし、そういったものを通して今後の県産品の振興にもつなげていければと思います」
審査結果は来月上旬に発表予定です。入賞した特産品は4月に浜屋百貨店での物産展で販売される予定です。