諫早市小野体育館で開催された剣道男子団体決勝。大会には29校が出場し、8月に広島市で開催されるインターハイへの切符をかけて白熱した試合が繰り広げられました。
決勝戦は、全国選抜で初優勝を果たした島原高校と、4年ぶりの県高総体王者奪還を目指す長崎南山高校が対決。先鋒戦では、島原の林田蒼生選手が面を決め、チームに勢いをもたらしました。続く次鋒戦では、長崎南山の楢橋謙秀選手が面一本を奪い、両校は互角の戦いを展開。
中堅戦では、長崎南山の田才温人選手が鮮やかな面を決め、2対1と長崎南山がリード。しかし、副将戦は引き分けに終わり、大将戦に勝敗が委ねられました。
大将戦では、島原の相原右京主将が一瞬の隙を突き、面と小手で二本勝ちを収め、島原が逆転勝利で優勝。インターハイ出場権を獲得しました。
相原主将は、「高校3年間ここで勝ってインターハイの出場権を得るのが目標だった」と喜びを語り、全国大会で春夏連覇を目指す意欲を示しました。