7月に長崎スタジアムシティで初めて開催される歌舞伎舞踊特別公演に向け、出演する歌舞伎俳優 片岡愛之助さん(53)らが公演への意気込みを語りました。
「ラブリン」の愛称で親しまれる歌舞伎役者 六代目片岡愛之助さん。振り付けを務める日本舞踊家 藤間勘十郎さんとスタジアムシティホテルで会見を開きました。
片岡愛之助さん:
「初めてこの長崎で務めさせていただきます。非常に胸をワクワクさせています」
7月26日(土)、27日(日)の2日間、ハピネスアリーナで開かれる歌舞伎舞踊特別公演。巡業ではなく、この2日間のためだけの特別公演で、1公演2000席を2日間で4公演予定しています。
片岡愛之助さん:
「非常にワクワク楽しみでございます。お客様が入った時も普段と違う景色が見られるので、きっと面白いんじゃないかなと思っております」
公演は、愛之助さんの挨拶に始まり、初心者でも楽しめるよう中村種之助さんによる演目の解説が入ります。
男女の力比べを描いた「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」を花形の尾上右近さんと中村壱太郎さんが演じます。愛之助さんにとって5回目の舞台となる「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」は、早変わりで一人五役を踊り分ける一大スペクタクルの演目です。
片岡愛之助さん:
「蜘蛛の糸を客席にもまきたいと思いますから私の蜘蛛の糸に絡め取られないように気を付けながら見ていただきたいと思います」
スタジアムシティを運営するリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹社長は、「本格的な伝統芸能を肌で感じる機会をスタジアムシティがつくっていきたい」と話しました。
片岡愛之助さん:
「まだ歌舞伎をこの長崎の方でご覧になられたことのない方、ぜひこの画面を見てしまった、僕を今見てしまった、これ、ご縁です。ぜひ来てください。そして歌舞伎1回か2回でも見たことあるなって方もいらしてください。違ったものが見られると思います。お待ちしております」
7月26日土曜は1部が午後1時、2部が午後6時開演、27日日曜は1部が午前11時、2部が午後4時開演です。チケットはSS席1万8000円、S席1万4000円、スタンド席8000円です。