学生たちが課題を発見し、解決する力を身につけます。
長崎大学と東京に本社を置くIT企業「トランスコスモス」が産学連携の取り組みを始めました。
長崎大学情報データ科学部4年・中島唯人さん:
「貴重な機会をいただけたということで結構ワクワクしています」
長崎大学情報データ科学部の4年生11人が訪れたのは、業務受託業の大手「トランスコスモス」(本社・東京)が長崎スタジアムシティに開設した「BPOセンター」です。ここではDXやAIを活用し、取引企業の業務の生産性をさらに高めるサービスの開発や提供に取り組んでいます。
ともに長崎スタジアムシティに入る長崎大学情報データ科学部とトランスコスモスは4月10日、IT人材の育成や教育・研究環境の向上を連携して目指す覚書を締結。学生たちは7月にかけて6回、センターを訪問する計画で18日がその初回です。社員とのワークショップなどを通じて、課題を発見し、対策を考える力を身につけます。
長崎大学情報データ科学部4年・野上ふたばさん(22):
「ヒントを大人の方からいただけると思うので、いっぱい発言する機会にできたらいいなと思っています」
長崎大学情報データ科学部4年・長谷川鈴さん(21):
「議論の進め方などなかなか見ることができないところを学んで研究や就活などに生かしていけたらいいなと思います」
トランスコスモスBPOセンター長崎スタジアムシティ・宮城智江センター長(39):
「一番大きいのは、課題発見力。ここを変えないといけないなどの課題を発見力。気付きから普段何気ないこれからの学生生活の中でも必ず生かせるものになるので、そういったものを身につけて持って帰ってほしい」
7月には学生たちが学んだことや成果を発表する予定です。