4月25日(金)にオープンし5月25日に開業1カ月を迎える「つきまち長崎横丁」。新規出店した10店舗の内、5店舗のおすすめメニューをご紹介します。
吉永龍司アナウンサー:
「長崎市の中央橋に来ています。私の後ろにはアーケードがありまして、奥の方につきまち長崎横丁の大きな横断幕が掲げられています。25日で、開業1カ月なんですね、あちらに築町商店街の 看板もありますが左側には『築町市場』、右側には『つきまち長崎横丁』の文字も入っています。横丁の5店舗のおすすめメニューを紹介します。それでは行きましょう!」
中央橋から歩いて2分、築町商店街の中にある、メルカつきまち地下1階に誕生した「つきまち長崎横丁」。入口入って左側にある、立ち呑みBAR「サイショのバンサン」です。
サイショのバンサン・林田太陽店長:
「屋台村みたいな感じで、横丁で(お店を)するのは初めてだったので、立ち飲み屋も初めてで、面白いですね、活気があって」
店長の林田さんは10年以上飲食店を経営していて、今回初の立ち飲み屋に挑戦!銅座のBAR「モッシュ」、浜町の「八番街Drips」は系列のお店です。棚には種類豊富なお酒が並び、壁にはおつまみメニューが貼られています。おすすめのおつまみは「ちゃんぽんのあたま」です(税込み350円)。ちゃんぽんに入っている具材をそのままおつまみに仕上げた長崎らしさあふれる一品です。豚肉に、キャベツ・ニンジン・かまぼこ・モヤシをニンニク、ショウガで炒め、鶏ガラとオイスターソースで味付けしています。
吉永アナ:
「いいだしがきいてます。味付けも濃いめなので、お酒によく合いますし、人気なのがわかります」
一番人気のおつまみは「しば漬けのポテサラ」です(税込み380円)。県産のジャガイモを使い、鰹節で味付けした和風ベースのポテサラに、柴漬けと、オニオンフライをまぶした、オリジナル商品です。
吉永アナ:
「いい食感!フライドオニオンが、サクサクッとしていまして、柴漬けが細かく砕かれてカリカリした食感、楽しいです、おいしいです」
料理やお酒でもてなすだけでなく、市場や横丁のおすすめ店舗を紹介するなど、つき横の「案内所」のような役目も果たしたいといいます。
サイショのバンサン・林田太陽店長:
「そういう意味で、サイショのバンサンという名前にしているので、つき横に来ていただいたら、まず1軒目に寄ってほしい。友達つくりたいとか、誰かと喋るのが好きだとか、普段関われない人と喋れるような空間を作りたいと思っているので、気軽に誰でも来てほしいなと思っています」
続いてご紹介するのは、入口を入って右側にある「ひかり亭」です。諫早市や長崎駅前にも店舗がある「ひかり亭」。店員の岩下さんにお話を伺います。
ひかり亭・岩下泰大さん(25):
「観光のお客さんも多くてにぎわってきています。ラーメンも置いていますし、刺し身や一品系も幅広く置いてるお店です」
ひかり亭といえばランチにも、〆の一杯にもモッテコイの「あごだしラーメン」が人気ですが、お酒に合うおつまみも充実しています。おすすめのおつまみは「ゆうこうサバの刺し身」です(税込み1200円)。長崎の伝統かんきつ「ゆうこう」をえさとして育ったブランド魚の「ゆうこうサバ」は、脂がのって絶品です。
吉永アナ:
「柔らかくて脂がのっているのですけど、しっかりとした弾力もあって、かむと歯を弾くようなプリプリ感、最高です。腹の部分と背中の部分で食感が違って両方楽しめて、うれしいです」
魚に合うお酒といえば、やっぱり日本酒!ということで、県産酒の「利き酒3種セット(税込み1320円)」を頂きます。3種の中で特におすすめは、純米大吟醸「横山」のホワイトです。
吉永アナ:
「フルーティで飲みやすいです。マスカットのような香りがしまして、口の中にやわらかい甘みが広がってきます。このサバの刺し身との相性、抜群です」
つづいて、看板メニューの「あごだしラーメン」を作ってもらいます。平戸産の焼きアゴから、じっくりとだしを取ったスープを、秘伝のタレと合わせると、琥珀色に輝く極上スープが完成!そこに、自家製の中細ストレート麺を入れ、自家製チャーシュー、ネギ、キクラゲ、三つ葉を乗せたら完成です。お昼ご飯にも、飲んだ後の「〆の一杯」にもピッタリの、アゴだしラーメン、税込み850円です。
吉永アナ:
「いい弾力。またこのアゴだしのスープと中細のストレート麺、よく合いますね~。麺がスープによくからんでいます」
自家製チャーシューも頂きます。
吉永アナ:
「あ~やわらかい!このスープのだしと、チャーシューの肉汁、いい組み合わせです」
ひかり亭では、店頭でInstagramをフォローし、ストーリーにメンションすると、サービスを受けられるキャンペーンも実施しています。
ひかり亭・岩下泰大さん(25):
「観光のお客さんにまた来たいと思ってもらえるようなお店作りをしていきたい」
続いては、一口餃子や、すり身揚げが人気のお店「アゲアゲ」です。店長の辻田さんは、ちょっと意外な業種の出身です。
アゲアゲ・辻田店長:
「私たちもともと広告代理店。『AGENT』の『AGE』。揚げ物をメインにしたメニュー構成ですので、その揚げ揚げ(AGE×2)、そして地域も上げ(AGE)ていこうという思いがこもっています」
そんな「AGE×2(アゲアゲ)」のおすすめメニューは「長崎すりみ揚げ・盛り合わせ」です。ガリ天・いわしバーグ・たこ丸の3種類をアッツアツの状態でいただけます。
吉永アナ:
「魚のうまみがギューっとダイレクトに伝わるので食べ応えがありますね」
そして、注目の一品は、長崎市銅座町にある、宝雲亭本店の餃子を使った、数量限定の「一口アゲ餃子」です(税込み450円)。宝雲亭本店では、焼き餃子は提供していますが、アゲ餃子はありませんので、ここでしか食べられない「一口“揚げ”餃子」を頂けるということで、人気沸騰!連日飛ぶように売れているそうです。
アゲアゲ・辻田店長:
「どうしても仕入れられる数が限られていますので、売り切れごめんという感じで提供しています」
宝雲亭本店で包んだ餃子を、つき横に仕入れ、店頭でカリッと高温で揚げます。そのお味は…。
吉永アナ:
「いただきます。これはおいしい!中から肉汁がじわーっと染み出す感じ、たまりませんね」
揚げ物に合うおすすめドリンクは、県産クラフトジンの「ゴトジン」です(税込み1000円)。
吉永アナ:「くー、合いますね、この組み合わせ、最高です」
気の合う仲間と訪れて、おいしいつまみに、お酒を飲めば、気分も「アゲアゲ」になること間違いなしです。
アゲアゲ・辻田店長:
「長崎の地場のおいしいものをどんどん発信していけたらなと思っています」
続いてご紹介するのは、「鉄皿スマイル」です。オーナーは、30年以上長崎市内で飲食業に携わっている瀬戸郁子さんです。
鉄皿スマイル・瀬戸郁子オーナー:
「人生笑って過ごすのが一番だからね」
底抜けに明るい「スマイル」の瀬戸オーナーは、長崎市道ノ尾に「スリジェ」というダイニングを経営していて、スマイルはスリジェで提供している鉄板料理に特化した2号店です。カウンター席もあり、一人でも入りやすいお店です。おすすめは「鉄皿ハンバーグ、煮込みトマト・チーズ」です(税込み1499円)。
特製トマトソースで、手作りハンバーグをグツグツ煮込むと店中がいい香りに包まれます。ハンバーグにそえるパスタもトマトソースで煮込みます。パスタを鉄皿に移し、その上にアッツアツのハンバーグを2個!トマトソースもしっかりとかけ、そこに3種のトロトロチーズをこれでもかとたっぷりかけます。ごはん、合わせ味噌の味噌汁、島原産野菜のサラダに、築町市場で仕入れた漬物もついて豪華な定食の完成です。たっぷりチーズが魅惑のボリューム満点!ガッツリ食べたい人にもおすすめな一品です。
吉永アナ:
「う~ん、おいしい!肉が柔らかいし、肉汁がハンバーグの中に閉じ込められています。チーズが肉汁の周りを柔らかく包み込んでくれている。酸味がきいたトマトがチーズとハンバーグとの相性抜群です」
また、肉汁を吸ったパスタも絶品でした!
吉永アナ:
「パスタはトマトソースとよく合うし、ハンバーグの肉汁が溶けてかかっているからそのうま味も加わってパスタだけでも主役になれそうです」
料理に合うおすすめドリンクは、芳醇な香りが魅力のポルトガル産・赤ワイン。トマトハンバーグとの相性も文句なしです。
吉永アナ:
「Esta delicioso!(エスタデリショーゾ=ポルトガル語でおいしい)」
また、こちらのレモン水とウーロン茶は無料で提供。お酒を飲まない人にも、うれしいサービスです。
鉄皿スマイル・瀬戸郁子オーナー:
「築町横丁ということで、お酒を飲みながらというイメージがあるかもしれないが、お昼にお食事に来ていただくこともしていただきたい」
おいしい料理と、明るい瀬戸オーナーに元気をもらえる、「鉄皿スマイル」でした。
最後にご紹介するのは、スナック「Candy」です。Candyは、思案橋の柳小路通りに本店があり、こちらが2号店です。
チーママ・綾花さん:
「西野亮廣さんが書いた『えんとつ町のプぺル』の物語の中に出てくる酒場をイメージしたスナックになっていて、すごく世界観があって、ファンタジー空間なお店になっています」
写真映えするオシャレな店内は、思わずカメラを向けたくなる美しい内装です。スナックCandyは1時間2500円飲み放題で、午後5時からはカラオケも利用可能です。乾き物が付きますが、食べ物メニューは1つだけ・・・。それがコチラ!綾花さんが営業前から仕込む「おでん」です。
築町市場から仕入れた練り物に、玉子やダイコン、コンニャクなど、たっぷりの具材を煮込み、飲み放題のお客様に1皿提供されます。しかし、普通のおでんではありません!味付けにこだわりがあるのです!
チーママ・綾花さん:
「長崎ってアゴだし文化なので、おでんのだしはアゴだしを使うことが多いと思うのですけど、キャンディの方ではちゃんぽんダシで煮込んでいるので、すごくお酒がすすむ」
そのちゃんぽんだしおでんのお味は?
吉永アナ:
「おいしい~、いい味出ていますね~」
ちゃんぽんのだしが具材に染み込んで、お酒にピッタリの味付けに仕上がっています。綾花さんはほかにも横丁のこんな制度をおすすめします。
チーママ・綾花さん:
「もってこいメシと言って、市場の食材を持って来て、ここで食べることも出来るんです」
日曜を除く営業日の午前11時半から午後5時までは、同じ地下1階フロアにある「築町市場」で買った食べ物を1人3品まで店舗に持ち込み、横丁の食べ物や飲み物と一緒に楽しむことができるのです(全店舗で可能)。
早速築町市場でウナギのおにぎりや、おいしいお漬物、デザート用のフルーツに、酒のつまみにクジラも購入!これだけ買ってなんと1900円!持ち込み料はかかりません(1ドリンク・1フードの注文が必要)。築町市場のおいしい食材をその場でつまみにできるのもつき横の魅力です。
チーママ・綾花さん:
「スナックは入りにくい場所だと思うが、スナックCandyつきまち横丁店はかなり大オープンな空間になっているので、お気軽に来てください」
おいしく飲んで、お得に食べて、楽しく歌って、居心地が良くて、何度も通いたくなるお店、スナックCandyでした。
つきまち長崎横丁推進協議会・朝長孝至座長:
「横丁はあくまで0次会の場所です。ここから浜町・思案橋・鍛冶屋町などの街中に回遊していただきたい。それが願い。この街の発展になるので。ふらっと来ていただければ、すごくうれしい」
25日で開業1カ月を迎える、グルメの宝庫「つきまち長崎横丁」。まだ見ぬおいしい魅力に、ぜひ出合ってみてください。