十八親和銀行は、2024年度の通期決算を「増収増益」と発表しました。
売上高に当たる「経常収益」は前年度に比べ165億円多い974億円。「純利益」は前年度より70億円多い175億円で「増収増益」となりました。
増収の要因として日銀が政策金利を上げたことで貸出金利息や有価証券利息収入が増えたことなどを挙げています。
増益については、新NISAなどの資産運用商品の販売が好調なほか、コロナ禍で打撃を受けた取引先の経営改善の支援や資金繰りに注力し、信用コストが想定より戻ってきたことなどを挙げています。
十八親和銀行・山川信彦頭取:
「数字で示す通り、確実に銀行の収益力は向上しています。持続的な成長を今後も続けていきたい」
また今年度の通期業績予想についてはアメリカの関税措置や物価高などの影響から去年度と比べて34億円の減益を見込んでいます。
このほか、十八親和銀行は長崎市の田上支店や茂木支店など県内9つの支店や出張所を別の支店に統合すると発表しました。支店の行員の人数を増やすことで、顧客の様々なニーズに応えるためとしています。
支店や出張所の統合は今年9月以降、順次行われます。