十八親和銀行は昨年度の通期決算を「増収増益」と発表しました。
売上高に当たる「経常収益」は、前年度に比べ129億円多い809億円。「純利益」は前年度より31億円多い105億円で「増収増益」となりました。
十八親和銀行・山川信彦頭取:
「合併して、3年半取り組んできた業務改革、構造改革がしっかり表れた決算だったのかなと思っています」
有価証券利息配当金の増加などが「増収」の要因としています。「増益」に関しては貸出金の残高が増えたことによる、利息の増加や新NISAが始まったことで、社会全体が貯蓄から投資に流れが変わり、投資信託や保険といった預かり資産の販売が堅調に推移したことが挙げられました。その一方で、山川頭取は今後も続くとみられる円安に伴う物価高や金利高の影響も指摘しました。
十八親和銀行・山川信彦頭取:
「今回の決算が良かったからといって今年度も保証できるものではないので、まだまだ慎重さが必要になると思っています」
十八親和銀行は、今年度を2022年度から掲げる中期経営計画の最終年度としていて今年度の純利益の予想を昨年度から36億円多い141億円と見込んでいます。