街のにぎわい創出や若者の人口流出の緩和に期待です。十八親和銀行は現在、工事中の新店舗の上層階に学生や社会人向けの賃貸寮を建設します。
十八親和銀行は、長崎市が推進する若い世代が住みやすい街づくりを目指す「住みよかプロジェクト」に2021年8月から参画しています。
その取り組みの一環で、現在、長崎市新大工町で建て替え工事中の「十八親和銀行新大工町支店・馬町支店」の上層階に、学生や新社会人向けの賃貸寮を設けます。山川信彦頭取が鈴木市長を訪問し、工事の状況などを報告しました。
十八親和銀行・山川信彦頭取:
「経済合理性だけではなくて、地域に貢献できるかをすごくポイントにおいて、プロジェクトを一つひとつ検討しています」
銀行の支店と賃貸寮を併設する建物は鉄筋コンクリート造の13階建て。1階と2階の半分は銀行の支店で、2階の半分から13階までが入居スペースです。部屋数は106室。広さは1部屋当たり18.8平方メートルから23.2平方メートルほどの一人暮らし向けです。各部屋に冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどを完備します。また平日と土曜は、栄養管理士が考えたおいしさと栄養バランスが整った手作りの朝食と夕食を別料金で提供します。
鈴木長崎市長:
「(子どもが)一人暮らしするとなれば、こういう所に入れたいなと親心として思うんですけど、若い人たちの、あるいは入居者の保護者のニーズにすごく合った物件じゃないかなと思います」
「十八親和銀行新大工町支店・馬町支店」と賃貸寮「ドーミー長崎新大工町(仮称)」は、再来年の春ごろ完成予定で、寮への入居の申し込みは来年6月ごろから受け付けを始める予定です。