27日午後11時50分ごろ、NCCの取材班が火事の取材を終えて車で会社に戻る途中…長崎市若草町の車道を歩く男と遭遇しました。右手に包丁を持ち、後ろから来た取材班の車に気付くと振り返り、包丁を高くかざしてにらみつけました。
岩本忠成記者:「長崎市内の車道です、現在右手に刃物を持った男性がふらつきながら歩道に歩いているのが見えます」 男は酒に酔っている様子。男の知人の110番通報を受けた県警のパトカーが到着すると、男は威嚇するように包丁を振り上げ、ゆっくりとパトカーに近づいていきます。 刃物を下ろすよう呼び掛ける警察官を「殺すぞ」などの言葉で威嚇。時折包丁を高くかざし、たばこを吸いながら、道路を歩き回ります。応援のパトカーも到着し、辺りには緊迫した空気が流れます。約2分間、男は包丁を持ったままパトカーの前を動き回り、パトカーに向かって自身の左腕を切りつけようとする仕草も見せます。 男はゆっくりとコンビニの方へと歩いて行き、包丁を振り回したあと、道路側に戻り、コンビニののぼりの旗を切りつけました。 警察:「セブンイレブン戸締りしてください!」 警察官の一人が男の背後から近づき、警棒で包丁をたたき落とします。 銃刀法違反の疑いで昨夜11時56分に現行犯逮捕されたのは、近くの青山町に住む無職の平山勇士容疑者39歳です。包丁は刃渡り約16センチ。けがをした人はいませんでした。 浦上署によりますと平山容疑者の呼気からはアルコールが検出され、調べに対し、「包丁を持ち出し歩いていた」と容疑を認めているということです。警察が動機や経緯を調べています。
警察官:「刃物を下ろせ!刃物を下ろせ!」
小栁亮雄記者:「刃物を持った男が警察官に襲い掛かっています」