30日正午前、長崎県・上五島空港の近くの山林に民間航空機が不時着しました。搭乗していた男性4人は意識があり、けがはありません。
現場は長崎県の上五島空港の滑走路から南におよそ50メートル先の山林です。
30日午前11時57分、民間航空機の搭乗員から上五島空港の管理事務所に「空港の近くの山林に不時着した。けが人はいない」と連絡がありました。
警察によりますと、航空機は小型機で、50代男性1人、60代男性2人、70代男性1人のあわせて4人が搭乗していましたが、全員意識はあり、歩ける状態で命に別状はありません。病院にも搬送されていません。
上五島空港管理事務所によりますと、航空機は30日午前11時ごろ、佐賀空港を出発し、長崎県の小値賀空港や平戸空港を経由。
正午前に新上五島空港への着陸を試みましたが、低空飛行できず機体を上昇させた際に、下降気流に機体が押さえつけられ山林方向に流されたということです。
新上五島空港では2006年に定期便が廃止され、4人は離着陸訓練のために空港管理事務所に使用許可を申請していました。
警察などが事故の原因や経緯を調べています。