通勤時間帯の渋滞が課題となっていた西九州自動車道の一部区間が4車線化され、完成を記念する式典が開かれました。
式典には大石知事や佐世保市、佐々町の関係者ら約150人が出席し、完成を祝いました。
NEXCO西日本は、佐々インターと佐世保大塔インターの間の約16.9キロの区間で、2018年度から総事業費1256億円を投じて4車線化の事業を進めてきました。
このうち23日から供用が始まったのは、佐々と佐世保中央インター間の約9.9キロです。
NEXCO西日本によりますと、西九州道・佐世保道路の1日当たりの交通量は、平日・休日ともに約2万6000台で、特に平日の通勤時間帯の交通混雑が課題となっていました。
宮島大典佐世保市長:
「4車線化によって朝夕の交通渋滞や交通事故の時の交通まひなどの解消につながると思いますし、救急搬送や災害時の避難などにも大きく寄与するものと思っています」
供用開始とともに通行料金も変更されました。佐々インターから佐世保大塔インターまでの普通車の通行料金は210円値上げされ、370円となっています。
NEXCO西日本によりますと、4車線化以降、渋滞は見られなかったということです。
全区間の4車線化工事は2027年度中の完成を目指すとしています。