タクシーの運転手不足や公共交通の空白地の解消を目指します。長崎市と時津町、長与町で日本版ライドシェアのサービスが始まりました。
去年4月から解禁された「日本版ライドシェア」。一般のドライバーが自家用車を運転して、有償で客を運ぶサービスです。タクシードライバーは二種免許が必要ですが、ライドシェアは一種免許があれば運転することができます。
タクシーの運転手不足や、公共交通が行き届かない空白地の解消を期待でき、県内では去年12月から佐世保市で運用が始まっています。
長崎市役所で開かれた出発式には、鈴木長崎市長や長崎市タクシー協会の関係者らが出席しました。
県内24のタクシー会社が所有する39台が許可を受け、そのうちラッキー自動車など4社が所有する4台が14日から運用を開始。金曜日と土曜日の午後4時から翌日の午前5時まで運行します。
長崎市タクシー協会・野口博文専務理事:
「タクシードライバーがコロナ禍前よりも、2割減少したということで、お客様からタクシーがなかなか捕まらないよという声を全国からもらっておりましてタクシーが捕まらない時にご利用していただくちょっと不便だなという時にお使いいただければいいかなと思っております」
日本版ライドシェアはタクシーアプリ「GO」で出発地と到着地をあらかじめ設定した上で予約することができ、タクシーとほとんど変わらない料金で利用できます。支払いは完全キャッシュレスで事前支払い制です。
長崎市タクシー協会は地域住民のほか観光客の移動需要にも応えたいとしています。