長崎市立淵中学校の平和資料室、『希望館』がリニューアルし、関係者らにお披露目されました。
淵中学校の前身は爆心地から約1.2キロの淵国民学校で、校舎は全焼、教員や生徒約500人が学校の内外で亡くなったとされています。
長崎市立淵中学校・本田勝一郎校長:
「(3月11日)は命を考えていく日です。皆さんの平和学習、思い平和を大切にしたいという気持ちを世界や未来に向けて発信していくそういう施設にしたいと思っています」
2015年に開設した『希望館』のリニューアルは初めてで、これまでの被爆遺構や被爆写真の展示から生徒が平和活動などで学んだ成果を発信する施設に生まれ変わりました。
こちらは、平和の象徴「鳩」を3年生131人で描きました。
長崎市立淵中学校・新谷希実さん:
「この手形は3年生が協力して3年生の手形を貼っていっています。この手形に一人ひとりの平和への思いが込められている感じがします」
この樹は1000羽の折り鶴で作りました。
長崎市立淵中学校・新谷希実さん:
「この作品を見て平和について考える機会が増えてほしい。樹が根っこを意味していて平和が広がる意味がこの作品には込められています」
『希望館』は市民も見学できるということです。