来年統合され廃校となる五島の中学校の生徒たちが最後のヒジキ採り体験に臨みました。
ヒジキ採りを体験したのは、全校生徒21人の五島市立崎山中学校の1年生8人です。地元の漁協の人から滑り止めの縄の巻き方を教わり、それぞれ靴に巻き付けて磯へ。波打ち際に生えたヒジキを、根元から10センチほど残して鎌で刈り取りました。このヒジキ採り体験は崎山中学校が長年、生徒に海の大切さを学んでもらおうと実施してきました。途中10年ほどは全国的な磯焼けの影響で取りやめた時期もありましたが、地元の漁業者らが対策を施し、5年前、復活しました。しかし来年度崎山中学校は福江中学校に統合され、廃校となるため、今年が最後の体験です。
生徒:「初めてです。とても楽しいです。(ヒジキ好き?)好きです!ヒジキあえみたいなのが好き」
刈り取った約100キロのヒジキは学校で数日干したあと、生徒たちで分け合いました。