春の訪れを告げる「シロウオ漁」が、佐々川でシーズンを迎えています。
漁は先月中旬から始まりました。北松・佐々町を流れる佐々川の両岸には、幾つもの足場が組まれ、シロウオを捕る人たちでにぎわっています。
シロウオは、体長4~5センチほどのハゼ科の小魚で、暖かくなるこの時期、産卵のため川を上ります。川底に仕掛けた四つ手網を引き上げると透き通った体のシロウオが入っています。
旬の食材として「天ぷら」や生きたまま酢醤油で食べる「踊り食い」などが人気です。
2日は、地元の商工会が主催する「河津桜・シロウオまつり」が開かれました。多くの人に佐々川のシロウオを知ってもらおうと始まったもので、今年で6回目。会場では、販売のほか、生きたまま食べる「踊り食い」のコーナーなどがあり、家族連れなどでにぎわいました。
シロウオは地元の料亭などで食べることが出来ますが、水揚げ量は年々少なくなっているそうです。
漁は今月中旬まで続きます。