県内唯一の広域通信制高校、「こころ未来高校」では卒業式が行われました。
286人の生徒が門出の日を迎えました。
長崎市民会館文化ホールで開かれた卒業式。答辞を務めた4人の卒業生は、こころ未来高校での思い出を振り返り、3年間を共に過ごした仲間や先生、家族への感謝の気持ちを、時に涙をこらえながら、精一杯伝えました。
在宅通信制コース・石原鈴奈さん:
「これまで高校生活を一緒に歩んでくれた友人、高校に通い直すことを受け入れてくれて、一番近くで支えてくれた母に感謝をするとともに、これまで本当によく頑張った自分を褒めたいと思います」
ツーデイコース・早瀬蘭さん:
「母へ。5人兄弟で一番下の私まで高校に通わせてくれてありがとう。私のわがままで、専門学校に進学することを許してくれてありがとう。女手一つで5人も育てた母を尊敬しています。学校や友達、先生方と親に感謝の言葉を一番に伝えたかった。泣くつもりはなかったんですけど、やっぱり色んな感情があって泣いてしまって一番楽しい3年間でした!」
在宅通信制コース・田原蒼馬さん:
「(Q.春からは?)佐賀県の専門学校に進学します。将来は海上保安官になって、海の安全を守りたいです」
卒業生は、県内外の大学や専門学校への進学、就職などそれぞれの未来へ進みます。