県内の高校で最も早い卒業式が長崎市の活水高校で行われました。
創立144年の中高一貫のミッションスクール、活水高校では、3年生127人が巣立ちの日を迎えました。
去年は新型コロナの影響で保護者の出席は各家庭から1人に限っていましたが、今年は規制を撤廃しました。4年ぶりに在校生も出席し、卒業生の門出を祝います。
感謝の辞 活水高校3年・藤井和花さん(18):
「今年の活水祭は生徒会の皆さんのおかげで、高校生活で一番楽しい思い出になりました。思い返せば良いことばかりの3年間ではありませんでした。いつも味方になってくれたのは両親や友人でした。多様性のある時代の中で柔軟に学び続け、成長していきます」
卒業生から在校生へ思いを託す創立以来の伝統「魂ゆずり」では、手桶に「純潔」を表す「白」と、「優しく寄り添う心」を表す「ラベンダー色」のリボンが結ばれました。
卒業生:
「(卒業は)悲しいが大学頑張ろうと思う」「活水ありがとう!」
感謝の辞を述べた藤井和花さん(18):
「本当は泣かずに言うつもりだったが、泣いてしまってそこが残念。6年間、私は中学からだったので、6年間活水にお世話になった気持ちを伝えられたと思う」
最後のホームルームでは、1人ずつ感謝の気持ちを伝えました。
卒業生:
「大学は県内の大学に行くから、みんなと離れてしまうけど…本当は離れたくないが、私も自分らしく頑張るので、みんなも頑張ってください」
卒業生:
(お母さんへ)「反抗的な態度を取ることも多かったけど、変わらない愛でここまで育ててくれてありがとう」
活水高校の卒業生127人のうち、就職は1人、126人は大学か専門学校に進学します。4割は県内、6割は県外の学校に進みます。卒業生は、高校で過ごした思い出を胸に学び舎を後にしました。