南北幹線道路の建設に伴う長崎市松山町のスポーツ施設の再配置をめぐり、鈴木市長は市議会一般質問で市が示した計画案は「適当である」と述べました。
25日から2月定例会の一般質問が始まり、再配置を巡る対応について質問が飛びました。
鈴木長崎市長:
「陸上競技場に(市民総合)プールを配置し、中部下水処理場跡に陸上練習場として400メートルトラックを再配置することは適当であると判断している」
再配置を巡っては、市民団体が陸上競技場の存続を求め、市の計画に反対しています。
市が今月示した配置図によりますと、現在の陸上競技場には、プールを移すとともにイベントや運動もできる芝生の広場を配置。プールは屋内と屋外があり、現在と同じ敷地面積を確保します。
南北幹線道路のルートにかかることになるプールの跡地には「多目的広場」を。ソフトボール場の跡地周辺には、「テニスコート」と「弓道場」を配置する計画です。
また、陸上競技場は、長崎スタジアムシティ横の「中部下水処理場跡」に、ソフトボール場は「長崎市総合運動公園」に移転するとしています。
鈴木長崎市長:
「市民の皆様により理解を深めていただけるよう取り組み、中部下水道処理場跡地が使えるようになる令和10年度から順次整備することを考えております」
また旧市役所跡地への新たな文化施設の建設については「現在、民間事業者との対話を整理・分析しており可能な限り早く調査結果を示したい」と述べました。