天皇皇后両陛下がお出ましになる県内初開催の「ながさきピース文化祭」のプレイベントの話題です。国の重要無形民俗文化財に指定されている 県内の神楽がきょう、長崎駅前かもめ広場で披露されました。
神楽は、神を祀るために奉納される歌や舞などの神事芸能です。
五島列島で、400年以上受け継がれている五島神楽は、室町時代に原型が生まれ、江戸中期には現在の形に整ったと言われています。
かもめ広場に集まった大勢の観客の前で、獅子や天狗の舞が披露されました。およそ700年の古い伝統と歴史をもつ壱岐神楽は、壱岐の神社に勤める神職だけが、舞ったり、演奏したりすることが許されている、極めて神聖なものです。
両手のお盆を落とさないように舞う「折敷舞」では、大技が決まる度に拍手が送られました。
壱岐神社宮司 後藤朋照さん(44)
「皆さんに楽しんでいただけるように、落ちそうで落ちないところを心掛けてやっています。神事として皆さんに知ってもらえたら良いなと思っています」
女性客
「朝夕の祝詞の他に神楽の稽古を神職の方がしていると知って大変驚きました。今後も続けていってほしい」
県教育庁学芸文化課 鬼塚晃嗣企画監
「文化・芸術の振興のまたとない機会で、この機会にこういったイベントを通して伝統芸能、民俗芸能を継承していく気運を高めていきたい」
今年9月14日(日)から開催される、国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭、「ながさきピース文化祭2025」は、国内最大の芸術と文化の祭典で、長崎初開催です。
11月24日(月・祝)には、シーハットおおむらで、神楽などの伝統芸能の大会も開かれます。