佐世保市で開かれた県中学バレー新人大会には男子28チーム、女子40チームが出場し、九州大会出場権を懸けて争いました。
女子決勝は、準決勝で優勝候補の諫早を倒し勢いのある南島原市の西有家と、6年ぶりの優勝を狙う佐世保市の聖和女子が火花を散らしました。第1セット、聖和女子は、レフトから背番号1、キャプテンの楠本結衣。ライトからは左利きの1年生で小学生の時に全国大会出場経験のある寳藏寺玲愛。左右からスパイクを打ち分け、相手を翻弄します。 そのスパイク攻撃に対し、西有家はブロックで対抗。対応してきた相手に対し、聖和女子は多彩な攻撃を披露。流れを渡すことなく、聖和が25対16で第1セットを取ります。 両チームともに応援に熱が入る中、第2セットは拮抗した展開で終盤へ。流れをつかんだのは、聖和女子。ライトから寳藏寺の強烈スパイクに、途中出場の小川果憐のサービスエース。8連続ポイントで一気に試合を決定づけます。最後はキャプテンが決め、聖和女子が6年ぶりの栄冠を手にしました。 【聖和女子1年寳藏寺玲愛選手】「1年生でも2年生の頼りに少しでもなれるように、と思いながら(スパイクを)打ちました」 【聖和女子2年 楠本結衣主将】「一人ひとりが勝ちたいという気持ちが強かったから、勝利につながった。九州大会は県大会でも優勝したから、優勝目指して頑張りたい」 【西有家2年松尾めぐ主将】「(チームの強みは)元気が良くて1点を取ったら、全力で喜ぶところ。九州大会も1試合1試合、全力で1点を取ったら全力で喜びたい」 聖和女子、西有家に加え、3位決定戦を制した諫早の女子3校。そして、男子上位3チームの喜々津中(諫早市)、吾妻中・国見中(雲仙市・合同)、川棚中の計6チームが3月20日(木)~22日(土)、鹿児島で開かれる九州大会に出場します。