長崎市で開かれている「全国商工会議所観光振興大会」でさだまさしさんが講演し、古里への愛を語りました。
全国の商工会議所の関係者が集まる「観光振興大会」が長崎で開かれるのは初めてで、関係者ら約1860人が参加しています。
大会は28日に始まり、人口減少時代の観光の役割や「100年に一度の変革」が進む長崎市の地域課題解決に向けた議論が交わされています。
出島メッセ長崎で行われた全体会議では、長崎市出身のシンガーソングライターで、小説家のさだまさしさん(72)が「ふるさとのチカラ」をテーマに基調講演を行いました。
さだまさしさん(72):
「日本中、僕は歩いているので、日本中に友達がいます。そして日本中が古里のようなそんな気持ちになっています」
今年、デビュー52年目のさださんは「長崎は生まれた場所、育った場所、それだけではない魅力のある街」と語り、古里の文化や歴史を大切にしながら新しい価値を創造していくことの重要性を強調しました。
大会では持続可能な観光地づくりなどを進めていく指針、「長崎アピール」を採択しました。30日まで開かれます。