長崎大学情報データ科学部が「食品ロス問題への貢献」と題したシンポジウムを開きました。
シンポジウムは出島メッセ長崎で開き、県内のIT企業の担当者や農業関係者らおよそ60人が参加しました。
基調講演で、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんは、地球全体の人口が増加し、食糧の確保が不安視される中、日本の食品ロスは危機的状況にあると指摘しました。
井出留美さん:
「コンビニは1店舗、1年間でいくらぐらいの食べ物を捨てていると思いますか?300万円でしょうか。もっと多いですね。468万円(中央値)。ではこの捨てるコストを誰が払っているのか…消費者が払っているのです。食料品価格として」
小林透教授(長崎大学情報データ学部):
「AIも生成AIをはじめ、非常に発達してきている。フードロスの解決にももちろん役立つと思うし、より一般的な生産性向上にも役立つと思っている」
情報データ科学部は、「今後も新たな研究を続け、食品ロスの削減に貢献したい」としています。