佐世保市は、医療保険請求業務で申請書の手続きを放置し、市に約44万円の損害を与えた職員を懲戒処分したと発表しました。
佐世保市保健福祉部の40代の男性職員は、2021年5月から2023年8月にかけて、医療保険請求に関する業務を担当する中で、保険者間調整の申請書15件の手続きを放置しました。
このうち2件については時効が成立し回収ができず、市に44万5406円の損害が発生しました。
去年1月、職場の書類を整理中に未処理の申請書が見つかり、事態が発覚しました。
男性職員は21日付で1カ月間、減給10分の1の懲戒処分を受けました。
「業務の繁忙や失念が原因で対応が後回しになってしまった」と話しています。
市は「今後、適正な事務処理を徹底し、信頼回復に努める」としています。