地域の食文化を守る取り組みです。五島市の小学生が、地域の人たちとそば打ちに挑戦しました。
そば打ちに挑んだのは、五島市立盈進小学校の5、6年生14人です。
学校がある富江町の山下地区では古くからそば作りが盛んで、地域の食文化を受け継いでもらおうと、地元の老人会が30年以上前から子どもたちにそば打ちを教えています。
前日にこねて寝かせておいたそば生地を、何度も伸ばした後、折りたたんで包丁で丁寧に切っていきます。そば粉と小麦粉、合わせて20キロを使って、約200人分のそばが出来上がりました。切ったそばは保護者らが釜で茹でた後、冷水でしめて完成です。
山本侑生さん(6年):
「たくさんの方々の協力でできあがった蕎麦を頂くことに感謝して食べたいと思います」
細く、長いそばで健康長寿のゲン担ぎ。参加した約150人が、野菜がたっぷり入った具沢山のそばをみんなで食べながら、地域の伝統を学び、絆を深めました。