歯科衛生士の卵が新たな一歩を踏み出します。
長崎歯科衛生士専門学校で戴帽式が行われました。基礎課程を終えた2年生42人一人ひとりに渋谷昌史校長からナースキャップが授与されました。
戴帽式は、これから始まる1年間の臨床実習に向けて、歯科衛生士の自覚を持ち、厳粛な気持ちで患者に接するための儀式として、1970年の創立以来続く伝統行事です。ナイチンゲールがクリミア戦争で傷ついた人々を夜、見回る際に使ったろうそくの火。「患者さんの希望の光となるように」との思いを込めてキャンドルに火を灯しました。
歯科衛生士の誓い・川口愛美さん(2年・40歳):
「患者さんの立場を理解し、常に誠実に思いやりの心を持って接します」
山口百花さん(20):
「これから臨床の場に出ていくんだなと気が引き締まりました」
中村心さん(19):
「確かな技術と知識を持った歯科衛生士で、患者に信頼される衛生士になりたい」
42人は来週25日(月)から市内の歯科診療所などで口腔衛生指導や診療補助などに取り組み、再来年春の国家試験に臨みます。