国の「文化財保護強調週間」に合わせ、長崎市で重要文化財などの電気設備の点検が始まりました。
点検は火災予防のため、九州電力送配電長崎支社や、九電工長崎支店、九州電気保安協会長崎支部が社会貢献の一環として毎年無償で実施していて、今年で55回目です。
九州電力送配電長崎支社・藤田寛文さん:
「電気設備であったりしますと、コンセントのところに長年使ってますとほこりがたまったりとか、配線に傷がついてたりとかそういったところで電気が漏れたりとかで火災につながったりとか、そういったことがありますので、そういったところを日頃から確認されたりとかそういったところで注意していただければと思います」
初日の5日は国指定重要文化財がある「清水寺」や「興福寺」「聖福寺」、国宝のある「崇福寺」など7カ所で電気設備の異常や配線の漏電の恐れがないかなどを点検しました。
清水寺・一月正人住職:
「漏電というのは我々には気が付きませんので心配で、調べていただくというのは大変こちらとしては感謝感激というところでございます」
6日は国宝「大浦天主堂」や国指定重要文化財の「旧羅典神学校」など4カ所を点検します。