障がい者と健常者が共に学ぶ「インクルーシブ教育」への理解を広めてもらおうと、日本財団が運動会でも使える車いすを大村市に贈りました。
日本財団パラスポーツサポートセンター『パラサポ』は、運動会にパラスポーツを導入する「インクルーシブ運動会」に取り組んでいます。
5月には大村市立三城小学校の運動会で車いすリレーを実施しました。
26日の贈呈式では、パラサポが開発したスポーツ・アクティビティー用車いす『パラサポ!ミライ』10台が大村市へ贈られました。
園田市長は「ハンディーキャップがある方々を理解する。そういった社会をつくっていくことは大切」と話し、実際に「パラサポ!ミライ」を体験しました。
園田裕史市長:
「こぎやすいですね。徒競走、騎馬戦、車いすリレーみたいな(種目が)並ぶことが本当のダイバーシティーというかインクルーシブだと思う色々難しく考えずに単純に車いすで楽しんでほしい」
パラサポDE&Iプログラム推進部ディレクター山本恵理さん:
「(健常者)がこの車いすに乗ることによって車いすはこういう工夫がされているとか、これで走ったらこういうふうな風を感じられるとか(障がい者と)同じ体験をすることによって同じ話ができるまさしくコミュニケーションツールになればなと思います」
28日(土)県立大村工業高校で開かれる体育祭で「パラサポ!ミライ」を使った車いすリレーを行うということです。
パラスポによるとスポーツ・アクティビティー用車いす「パラサポ!ミライ」が配備された自治体は大村市が東京府中市に次いで2カ所目です。