「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている県立長崎南高校で、科学と生活の関わりを学ぶサイエンス講座が開かれました。
講座は自然や社会の諸課題に気づき、来年度、取り組む課題研究計画の立案に役立ててもらおうと県や大学・企業などから講師を招き実施されました。
このうち殺虫剤などの製造・販売を行うアース製薬の講座には1年生39人が参加しました。生徒は、蚊が幼虫から成虫に成長する過程をビデオで学習したあと、アース製薬が飼育する「ヒトスジシマカ」を使い、蚊はどんなものに寄って来て、また避けるのか、生徒たちが持ってきたアイテムを使って実験しました。あるグループは制汗シートとアルコールシートを使って蚊の動きを比較していました。
生徒:
「え!やばアルコール、こんなに寄ってきているとは思わなかった」
アース製薬九州支店・山本美由紀課長補佐:
「考える力というのは常に持ちながら、やってほしいと思います」
アース製薬マーケティング総合企画本部・逢坂亮祐さん:
「生徒たちの身近なことでもいいですし、気になることでもいいので、とにかく気になることを突き詰めて研究していっていただきたい」
生徒たちは、アース製薬が飼育する虫を間近で観察したり、実際に触れてみたりして楽しく生態についても学びました。